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ネイティブアメリカン・ホピ族の神話(第一の世界から第3の世界まで)

コロラド高原中央部の4州にまたがる地域「フォー・コーナーズ」で、2000年以上も前から暮らしているネイティブアメリカンのホピ族。


「ホピ(Hopi)」とは彼らの言葉で「平和の民」という意味です。


他のネイティブアメリカンの種族たちは、住んでいた土地を強制移住させられてしまいましたが、ホピ族だけは、2000年以上もこの不毛の大地に永続的に住むことができました。 なぜなら、このフォーコーナーズという土地はヨーロッパからアメリカ大陸に来た 白人にとってその地はあまりにも不毛であり、何の役にも立ちそうに無かったからです。


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▲ ホピ族 セカンドメサ


「ここは、アメリカ大陸の背骨であり、ヒマラヤなどと同様、地球の自然エネルギーの震源で、もしここが破壊されたら、全地球的な規模で変動が起きる。この地面には、使い方によっては人類を滅亡してしまうものが埋まっている。人類がこれを争いではなく平和に利用することが出来るようになる日まで、この場所に留まりこれらのものを守っていくように」


と、先祖から口述で伝えられていたとおり、ホピ族は、この不毛である聖なる地を守るために住み続けていたのでした。


ところがある時、この不毛な聖地へ白人がやって来て、ウラン鉱脈を発見しました。 広島市・長崎市に投下された原子爆弾に使われたウランもこの聖なる土地から、ホピ族を騙して採掘されたものだといわれています。


「空から灰のびっしり詰まったひょうたんが降ってきたら、ホピ族に伝わる予言を広く世界に伝えるように」


との、先祖からの言い伝え通り、世界滅亡の危惧を抱いた長老たちは、予言を世界に広めるため、1948年にニューヨークにある国連本部に向かいますが、はなから相手にされず、ようやく国連総会での演説にこぎつけたのは、28年後の1976年のことでした。


ホピ族には先祖代々から口述で伝えられている「ホピ族の神話」と、「ホピ族の予言」があります。その伝承によれば、現在の文明は第4の時代(Fourth World)にあたり、先の3つの文明は“火”と“氷”、それに“水”によって滅ぼされたということになっています。



【 ホピ族の神話 】


✴ 世界創造 ✴
  
最初の宇宙はトクペラ(無限宇宙)であった。
この無限宇宙には初めは創造主タイオワしかいなかった。始まりもなく、終わりもなく、時も空間もなく、形も生命もなかった。
  

このような全くの無の宇宙にタイオワは初めて有限を生み出した。それが創造主の甥(神話によっては息子とされている場合もあり)となるソツクナングという神であった。
  

✴ 第1の世界 ✴
  
赤・黄・白・黒の肌の色の人々がいる美しい世界で、それぞれに言葉は違っても、彼らはテレパシーで話す事もでき、鳥や獣もまた同様で、人も獣も一つのように感じていた。
  

ところが、ある日、彼らを甘い言葉で惑わすものが現れ、いつしか、創造主を敬う事を忘れて言った人々によって、お互いに憎しみ合い、疑い、いつしか戦うようになると、すでに平和は消え去り、この世をリセットすべく・・創造主によって、火によって滅ぼされてしまった。
  
  
✴ 第2の世界 ✴
   
わずかに生き残った人々は、創造主によって広大な陸地を与えられ、以前の世界とは一変していたために、彼らは、かつての悪しき世界については何も思い出すことがなかった。
しかし、その場所は、以前よりは必死で働かなければならない世界だった。
  

その場所は、自然の幸に恵まれておらず、動物たちも離れてしまったために、人は自ら仕事に励み手で物を作り、食料を集め、家を建てねばならなかった。
  

しかし人々は、勤勉に働く事を学び、急速に増えて地の四隅に広がり地球の裏側にまで広がっていった。
  

「第2の世界」では、頭頂の中枢がまだ開いていたので、互いの心の中を見て話すことができた。
  

次第に村ができ、その間を結ぶ道路もでき、交易が始まり、互いに物を売買するようになっていった。
  

交易が盛んになり、得れば得るほどますます物を欲しくなりだし、創造主への賛美は忘れ、人々の心は、売り買いし蓄えた物に対しての賛美に変わってしまった。
  

その結果、人々は争い始め、村同士の戦いが始まった。創造主は再び、リセットすべく世界を滅ぼすことを決めた。
  

地球が地軸のバランスを失い、回転が狂って二度も引っくり返り、山々は大音響とともに海になだれ込み、海と湖は陸に覆いかぶさった。
  

そして、冷たい生命なき空間を巡る間に、世界は厚い氷に閉ざされた。
  

わずかな人々だけが、精霊のキバ(蟻人間と呼ばれている)に従って、地底に逃れ、幸せに暮らすことができた。
  

✴ 第3の世界 ✴
  
「第2の世界」を形成している元素のすべては、長いこと生命のない氷の中に閉ざされたままであった。
  

しかし地底では、人々が精霊の蟻人間と共に幸せに暮らしていた。
  

やがて、創造主ソツクナングは、「第3の世界」の創造を開始した。
  

惑星はふたたび回転し始め、地球は地軸の周囲をなめらかに回転し宇宙の軌道に乗ると、氷はまた溶け始めて世界は温暖になった。
  

ソツクナングは、大地と海を整え、山々と平原に樹木を生い茂らせ、あらゆる形の生命を生んだ。
  

こうして地球に人間が住める頃になると、「第3の世界」では、ふたたび人類は増え広がり、生命の道を歩みはじめた。
  

この「第3の世界」では、かなりの人口が増え、人々は大都市や国々、大文明を築くまでに急速に発展した。しかし、このことが、また破滅へと向かわせてしまう。
  

あまりに多くの人々が生産力を邪悪な方法で使い始め、創造の計画に従い、タイオワとソツクナングに讃美の歌を送ることを忘れていったのだ。
  

わずかな知恵ある人々は、創造主への讃歌をいっそう声高にうたいつづけたが、多くの人々は、すでに創造主を忘れていった。彼らは、弓族の指導のもと、創造の力を邪悪で破壊的な方向に向け、ある人々は空飛ぶ楯(パツボタ)と呼ばれる超高速の航空機を作った。
  

これに乗って沢山の人々が他の都市を攻撃し始めたが、この乗り物はどこから来たのか分からないほどの速さでまた帰ってきた。
  

「第3の世界」も、かつてと同様に腐敗し、侵略戦争の場と化した。


Hopi Spider Woman Kachina
▲ ホピ族 蜘蛛女の精霊(カチーナ)

   
ソツクナングは、精霊のクモ女のところに来てこう告げた。
「今回は、最後まで待つ必要はない。今すぐ手を打たないと讃歌を歌い続けている人々まで汚されてしまうだろう」
  

そのため、もはや地底の蟻塚まで逃げ延びる時間がなかった。そこでソツクナングはクモ女に命じて葦の木を切ってその中の空間に人々を入れ、少量の水と食料を詰めて封印した。
   

ソツクナングが地上の水の力を解くと、山々より高い大波が陸地を襲い、陸という陸は破壊され海中に沈んだ。こうして神を信じる少数の人々は葦の船の中にかくまわれ、大洪水の中を漂い、長い間、彼らは海の上を漂い続けた。
  

人々は昼も夜も必死に筏を漕ぎ、やや北寄りの東へと進んだ。ついに彼らは陸を見つけた。海から高くそそり立ち、見渡す限り北と南に広がっている。 「大いなる力強い陸だ」と彼らの内なる知恵は告げた。
  

そこが、ソツクナングから与えられた「第4の世界」だった。
創造主がこの「第4の世界」を守るために選んだ人々は、精霊「マサウ」に出会い、そのマサウの指示の下、いくつかの集団に分かれて移民を始めることになった。
  

「別れる前に、言っておかなければならないことがある」、ソツクナングは「第4の世界」の岸辺に立っている人々に向かって言った。
  

「この第4の世界の名はツワカキ、つまり完全な世界である。その理由はいずれわかるだろう。かつての世界ほど美しくも、楽でもない。高いところや低いところ、熱と寒さ、美しいところや荒れたところがある。あなた方に選びとれるすべてのものがここにある。
  

あなた方が何を選ぶかで、創造の計画を今度こそ遂行できるか、あるいはいつの日かふたたび世界を滅ぼすかを決定するのだ。さあ、あなた方は分かれて違った道を進み、地のすべてを創造主のために所有せよ。
  

あなた方のどの集団も星の明かりに従うように。星が停止した場所があなた方の定住する場所である。行きなさい。あなた方は善霊から助けを得るために、頭頂の扉を開けたままにして、わたしが語ったことをいつも覚えておくようにしなさい」
  

「また会おう」と彼らは呼び掛け合って、それぞれの定められた地に向かって分かれていった。こうして人類の「第4の世界」、つまり現代文明は始まった。
  
( Arizona"銀の月”『アメリカ先住民・ホピ族の世界観』より抜粋 )

Coal Mine Canyon

▲ ホピ族の居住区にある、Coal Mine Canyon (ノンモさん撮影)

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